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新しい(かも知れない)配合論~Donatelloを題材に(1)

久々に書いてみる気になった。Prince Roseは放置のまま(笑。

Donatello(1934)
言わずと知れたRibot(1952)、Nearco(1935)等と並ぶ、テシオの代表的な生産馬だ。
あまりにも有名な馬なので競争成績・種牡馬成績などは割愛。

「今更Donatelloで配合論?」という向きも多いとは思うけれど、
自分なりに今まで20年あまり書籍、ネットなど見てて、
未だ言い尽くされてないところがある気がした。
既存の配合論と重複というか、あんまり目新しい内容には見えないけれど、
先人たちの論を基盤に見方を変えて論じてみるつもり。
「もうそんなのあそこで誰それが書いてるよ」ってのがあったらご教授頂ければ。

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新しい(かも知れない)配合論~Donatelloを題材に(2)

昔、どこだったか忘れたけれど、相似配合の例としてDonatelloが扱われていた。

曰く、

「テシオは、Donatelloの祖父Blandfordとテシオ自身が生産した、
祖母Duccia Di Buoninsegnaが相似関係になることに気づいていたが、
強度のインブリードを避けるため、Clarissimusを一代挟み、
Duccia Di Buoninsegnaの娘DelleanaをBlandfordの息子Blenheimに配合した。」

そんな主旨だった。

確かに、Gallinule~Isonomy、St.Simon~Galopin、Hermitを押さえた相似配合!
なるほど!と当時は感心した。

でも、後でBlandford(1919)、Duccia Di Buoninsegna(1920)の生年考えて、
そんなこと生産する人間はホントに考えるだろうか?って思った。
Blandfordの仔で最も早く活躍したと思われる、
プリメロの兄で一足先に本邦に輸入された、Athfordが1925年生まれでDelleanaと同じ年。

現役時代、Blandford自身は好素質を示してはいたが、誰もが認める名馬と言えるような成績では無かったわけで。
種牡馬入り当時、後の大種牡馬Blandfordの姿をそんなに多くの人が想像していたとは考えづらい。
それとも偉大なテシオはそんなことも解っていたと言うのだろうか?

やっぱり、普通にClarissimusがDuccia Di Buoninsegnaに合うと考え、Delleanaを生産し、
そのDelleanaにBlenheimが合うと思って生産した、と考えるのが自然だと思う。

じゃあ、テシオは何を考えていたか?






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新しい(かも知れない)配合論~Donatelloを題材に(3)

Swynford
1221818_4.jpg

Charles O'Malley
2152766_4.jpg

Bridge Of Earn
3210426_4.jpg

Dutch Mary
4162995_4.jpg
【SireLine for Windows Ver1.50 - Build 496】

上記は、Donatelloの3代前に並ぶ4頭。よく見れば、St.Simon×Isonomy×Hermitを持った近似血統。
しかもSwynfordを除き、世代まで一致してる。
笠雄二郎氏の言うところの「ニアリークロス」、または「組み合わせクロス」となっている。
つまり、

Swynford≒Charles O'Malley≒Bridge Of Earn≒Dutch Maryであり、

Donatelloは、

Swynford×Charles O'Malley×Bridge Of Earn×Dutch Maryの、

「近似血統3*3×3*3のクロス」と言っても良いだろう。

もしくは、

Blenheimは、Swynford×Charles O'Malleyという近似血統のクロスを持ち、
Duccia Di Buoninsegnaは、成分を同じくするBridge Of Earn×Dutch Maryという近似血統のクロスを持っているので、

Blenheim≒Duccia Di Buoninsegnaとも言えるので、

Blenheim×Duccia Di Buoninsegnaの「近似血統1×2のクロス」と言い換えられる。

Donatello
Donatello.jpg


育種に於いてインブリードは欠かせない手法としてサラブレッドに限らず、古くから様々な品種に行われてきた。
一般にインブリードの目的は、有用な遺伝子をホモ化することで、特定の能力を固定することとされるが、
近似血統を積み重ねる事は広義ののインブリードとなり、インブリードの有効性を担保しつつ、巷間言われるインブリードの弊害を回避することも出来るかも知れない。
ただ、面白いのは対象となる4頭の血統を構成するSt.Simon、Isonomy、Hermitは折り紙付の名馬にして名種牡馬だが、その運搬役の4頭で誰もが認める傑出馬と言えるのは、かろうじてSwynfordくらいと言う点だ。







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新しい(かも知れない)配合論~Donatelloを題材に(4)

St.Simonは取り敢えず置いておいて、「Isonomy×Hermit」は古くから「ニックス」として知られている。
「Isonomy×Hermit」の「ニックス」はテシオも言及していて、
イタリアダービー馬Guido Reniはそれを応用して生産されたそうだ。

「ニックス」とは何だろう?

「特定の血統と血統がある種の親和性を持ち、配合上好ましい結果をもたらす事」を一般には指すようだ。
しかし、何故そうなるのかと言った事については(僕の不勉強のせいもあるだろうが)、あまり通説と呼べるような有力なものは無いように思う。

僕が知る限りでは、テシオ以外(テシオはぼかしている)に笠雄二郎氏が著書「日本サラブレッド配合史」の中で、
「めったに言われないが、ニックの90%は系統交配という根拠を隠し持っている」と述べているか、
「I理論」の創始者、五十嵐良治氏が「血の提言」の中で、
「2頭の馬のそれぞれの血統内に、8代まで遡るうちに充分な数のクロス馬が存在して、これらのクロス馬の配置が5代目の血統構成馬の血統内に洩れなく配置されていること」と述べている。
どちらも理論の核となる部分で触れられて、僕が十分に両理論に精通している、と言えるだけの見識がある筈もなく、検討・評価する資格も無いので、紹介するに留める。
でも、もしかしたら、これから書く僕の考える「ニックス」は両者とも矛盾しないのでは無いだろうか。

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新しい(かも知れない)配合論~Donatelloを題材に(5)

「Isonomy×Hermit」の「ニックス」は何故「ニックス」たり得たのだろうか?

Isonomy
isonomy.jpg

Hermit
hermit.jpg

My DearとCowlに注目して欲しい。Pocahontasは後で触れることになると思う。

My Dear
my-dear.jpg

Cowl
cowl.jpg
【SireLine for Windows Ver1.50 - Build 496】

My DearとCowlはBay MiddletonPriamを共有する3/4同血になっている。
つまり、「My Dear≒Cowl」ニアリーイコールと言える。

Isonomyの父SterlingとHermitは「Touchstone」と「My Dear≒Cowl」を共有する近似血統であり、ニアリーイコールの関係、「Sterling≒Hermit」であると言える。
ゆえに、IsonomyとHermitを持つ血統同士を配合すれば、自動的にこのニアリークロスが生じる。
例えば、Hermit牝馬にIsonomyを配合すると、「Sterling≒Hermit」という近似血統2×2になる。


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